ブログネタ
あなたがスコットランドについて思い浮かべるものは? に参加中!
スコットランド独立ならず!

という話題が最近あったけど、スコットランド???
イギリスから独立?

イギリスって、一つの国じゃなかったの???

the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland 

が、正式名称らしい。
グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国っていうのが直訳。

そして、サッカーに詳しい人だと知っていることだが、イギリスっていう国は
ワールドカップには出ていない。。。
イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドと、別々に出場している。

連合王国といっているので、王国がそれぞれ集まってできた国がイギリスであり、
the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland である。





イギリスの旗が面白い。
良く同じような旗が集まったな。



そこからスコットランドが独立しようとしていたみたいだけど、なぜだろう?
いつも肝心な部分を解説しないニュース!


そもそも国の成り立ちは、どうなっているのか?

国際社会に認知されないと国として扱われないのである。
自国の存在、範囲を世界中に発信して、誰も異議を唱えなくて初めて国として認められる。

例えば。。。。。

台湾の場合は、自分達は独立した国だ!と、主張している。
しかし、中国が台湾は自国の領土だと、異議を唱えている。

従って、国際社会は台湾を国だと認めていない。
異議を唱える国があるからだ。



そして、話を戻しますが、スコットランド・ウェールズ・北アイルランドも元々は独立した国(王国)
だったが連合として力を合わせた方が、世界への発言力も経済力も高まるので連合として集まっていた。

しかし、日本でいう首都圏と地方の格差の様な問題が根深くあった。
イギリスの首都はロンドンである。

経済の中心もロンドンで、ロンドンが東京だとするとスコットランドは地方都市である。
結局、政治や経済は大きな方針を決めている人たちが得するように動くので、
地方は徐々に搾取される側になっていくのは、よくある話である。


しかし・・・


スコットランドに大きな転機が訪れた!
北海油田である。


スコットランドの近くの海から石油がでたのである。
竹島から石油が採れて、島根県の財政がいきなり良くなったようなもんです。


でも、連合を組んでいるので結局は自分達の取り分はあまりなく中央政府(ロンドン)が決めたルールに
よって、地方に納められる儲けは限られてしまっているので不満が溜まっていた。


また、イギリスに見切りを付けてしまったのかもしれません。
これ以上一緒に連合としてやっても経済成長はできないし、今は小さな国でも
EUに加盟してユーロを導入するという手があります。


と、いったイギリス連合への不満が溜まり、数百年なかったスコットランド議会を再会させ
スコットランドとして住民へ意見を聞いて独立するか、今のままでいるかを問うたのが
今回の選挙です。


結論としては、リスクがあるのが嫌われて反対票が伸びたようです。

・ポンドが使えなくなる
・二度とイギリスには参加できない
・北海油田の権利の問題が未解決(イギリスが50%を主張している)
核ミサイル搭載原潜(撤去費用は誰が持つのか)


独立するからには、上記問題をイギリスと台頭にやりとりしないといけないんですが、
それだけの自信がなかった。

最後は、イギリスからの脅しが効いた形での幕引きになりました。



でも、今回のことでイギリスとしても国際世論へ
スコットランドの不満を沈静化させる必要にせまられ、北海油田の利益をスコットランドへ
還元する施策を考えたり税制面での優遇をしたりすると発表しているので、
スコットランドの行動は無駄な行動ではなかったと思います。



世の中は常に動いてますね。
面白いです。